ナナばあばは、これまでに5回コリーのお産に立ち会いました。
幸いにも、うちで飼っていたコリーたちは、
みんな安産で元気な子供たちを迎えることができたのですが、
友達の家で飼っているコリーのお産に立ち会ったときに、
悲しい経験もしています。
お産が始まりそうかどうか、体温をはかるとわかります。
普段は38度くらいの体温が37度くらいに下がります。
もうすぐ生まれそうだという連絡のあと、
お産の様子がおかしいと電話があり、
慌てて駆け付けました。
すでに1匹生まれていましたが、死産でした。
犬は袋(胎嚢)をかぶったまま生まれてくるのですが、
その1匹は袋が破れていました。
そして、2時間後2匹目が生まれてきましたが、
2匹目は足から生まれてきました。
やはり袋を破っていて、すでに亡くなっていました。
このとき6匹うまれたのですが、2匹が死産でした。
さらに悲しいことは続きました。
無事に生まれた4匹も
次に日に、そのうちの2匹が冷たくなっていたのです。
もしかして、と、あわててリトマス試験紙を買ってきました。
そして、お乳を調べました。
母乳はアルカリ性でした。
生まれた2匹が冷たくなってしまった直接の原因が、
母乳かどうかはわかりません。
影響があったかどうかもはっきりとはわかりません。
獣医さんもはっきりとした原因はわからないといいます。
でも、もしそうだったとしたら、と考えると
もっと早く調べておけば、と悔やまれます。
犬は安産と言われていますが、
もちろん個体差が大きいものです。
コリーの赤ちゃんができることを一番楽しみにしていたのは、
その家の高校生の子でした。
犬が大好きなその子は、この経験もあってか
動物の看護師をめざすことししたそうです。
無事に進学先もきまったということです。
友達の家のコリーの死産はとても悲しい経験でしたが、
その子が獣看護師をめざすという話を聞いて
とてもうれしいナナばあばなのです。